月瀬つきせ)” の例文
大和の月ヶ瀬のごときも月瀬つきせが本当であろう。拙堂せつどうの文章などから誤られたのかも知れぬ。山陽の紀行が一たび出てからは、豊前ぶぜんの山国谷は土地の車夫までが耶馬渓やばけいというようになった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)