“曼公”の読み方と例文
読み方割合
まんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もと生田氏、周防国玖珂郡くがごほり通津浦つづうらの人である。明の遺民戴笠たいりつあざな曼公まんこうが国を去つて長崎に来り、後暫く岩国に寓した時、錦橋の曾祖父嵩山すうざんが笠を師として痘科を受けた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
初め独美は曼公まんこうの遺法を尊重するあまりに、これを一子相伝にとどめ、他人に授くることを拒んだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)