書蠹のむし)” の例文
または書蠹のむしが本をくらうと見立ててもつかえない。つまり人間が土の中で、あかがねを食って、食い尽すと、また銅を探し出して食いにゆくんでむやみに路がたくさんできてしまったんである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)