書画骨董しょがこっとう)” の例文
モー一つの原因から研究してみると我邦わがくにには二百円か三百円の贅沢物ぜいたくぶつ即ち書画骨董しょがこっとうの類は少くも一つか二つか大概な家にありながら
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
と向き直って、落款らっかんを検めたが、ハッキリ読めない。社長の腰巾着として始終書画骨董しょがこっとうのお太鼓を叩いている関係上、自然多少の興味がある。頻りに首を傾げていた。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この様子では留守中るすちゅうも勝手にお茶を入れましょうを一人ひとり履行りこうしているかも知れない。亭主が云うには手前は書画骨董しょがこっとうがすきで、とうとうこんな商買を内々で始めるようになりました。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
書画骨董しょがこっとうといったふうのものにも、多くの趣味をもっている様子でした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
第五十八 書画骨董しょがこっとう
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)