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暗討
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やみうち
ふりがな文庫
“
暗討
(
やみうち
)” の例文
氏の生活と事業とは卑怯な自然の
暗討
(
やみうち
)
に遭つて未完成のまゝ残されてしまつた。それは氏の運命であると共に、また人間の運命である。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「それそれ、それに決ったよ八。
昨夜
(
ゆうべ
)
の柳原の
暗討
(
やみうち
)
も、今日の押掛女房も、その結び文が欲しかったんだ、——何だってまたつまらねえ遠慮をして、俺に渡さなかったんだ」
銭形平次捕物控:034 謎の鍵穴
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「御用心あそばせ、
暗討
(
やみうち
)
がありまする」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
上田敏氏が亡くなつた当時、自分はこんな痛ましい死はない、全く運命の
暗討
(
やみうち
)
だと思つたが、島村氏の死もまた同じやうな運命の暗討であつた。卑怯な運命の不意討であつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
討
常用漢字
小6
部首:⾔
10画
“暗”で始まる語句
暗
暗闇
暗澹
暗夜
暗誦
暗黒
暗示
暗礁
暗々裡
暗中