“暗溟”の読み方と例文
読み方割合
あんめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それゆえ、今生一生のわざではしょせんおぼつかないが、今も暗溟あんめいの世造り時期。そうこころえて汝も修羅へ行くがいい。くれぐれ、人欲に迷うなよ。あやまるなよ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
修行によって法力のもおたがいにわかっている。が、このたびだけは羅真仙人が、暗溟あんめい時代の世造りの手助てつだいに下山する一弟子のため、特に“五雷天罡ごらいてんこう”の秘法を一清にさずけていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)