“あんめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暗溟33.3%
暗冥33.3%
暗瞑33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それゆえ、今生一生のわざではしょせんおぼつかないが、今も暗溟あんめいの世造り時期。そうこころえて汝も修羅へ行くがいい。くれぐれ、人欲に迷うなよ。あやまるなよ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
修行によって法力のもおたがいにわかっている。が、このたびだけは羅真仙人が、暗溟あんめい時代の世造りの手助てつだいに下山する一弟子のため、特に“五雷天罡ごらいてんこう”の秘法を一清にさずけていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
暗冥あんめいなる「死」の淵に、あひ及び相襲あひつぎて沈淪するもの、果して之れ人間の運命なるか。舌能く幾年の久しきに弁ぜん。手能く幾年の長きに支へん。弁ずるところ何物ぞ。支ふるところ何物ぞ。
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
あたりはたちまち暗瞑あんめい地獄じごく
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)