景情けいじょう)” の例文
ただいかなる景情けいじょうを詩中に持ち来って、この曠然こうぜんとして倚托きたくなき有様を写すかが問題で、すでにこれをとらえ得た以上はレッシングの説に従わんでも詩として成功する訳だ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その景情けいじょうに、いうにいわれぬ雰囲気と、かもしいだす情緒の満足を感じたのではなかろうか。