“時風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じふう80.0%
トキカゼ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜、濱傳ひを歸り來れば、西南の時風じふうにはたかれて進む獅子のやうな印度洋の怒濤が、恐しい泡沫を磯際にぶつけてゐる。
椰子の樹 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
上野ばかりでなく、僧院に、男か女かわからない者が出入りするのは、時風じふうの当然で、ふしぎはない。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「名法要集にあり。然れども若宮神主一家の秘にて知ることなし。長保五年三月三日、二三の御殿の間にあらはれさせ給ひしを、時風トキカゼ五代の孫中臣連是忠三の御殿に移し祝を奉る云々」
春日若宮御祭の研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)