時宗ときむね)” の例文
して見ればこの人の薨去こうきょは文永四年で北条時宗ときむね執権の頃であるから、その時分「げほう」と称する者があって
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
胸のあたりは北風の吹き抜けで、肋骨ろっこつの枚数は自由に読めるくらいだ。この釈迦がたっとければこの兵士もたっといと云わねばならぬ。むか元寇げんこうえき時宗ときむね仏光国師ぶっこうこくしえっした時、国師は何と云うた。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
国に国難がおこれば、元寇げんこうの折の時宗ときむね世人せじんの胸によみがえって来よう。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蒙古のつかい斬りし時宗ときむね
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)