昺貴へいき)” の例文
げん支吾しごあらんには、巌石がんせき鶏卵けいらんを圧するの勢を以て臨まんとするの状をし、昺貴へいきの軍の殺気のはしるところ、をば放って府内に達するものすら有りたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
燕王謀って曰く、吾が兵は甚だすくなく、彼の軍は甚だ多し、奈何いかにせんと。朱能進んで曰く、ず張昺謝貴を除かば、く為す無き也と。王曰く、よし、昺貴へいきとりこにせんと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)