トップ
>
昵近
>
ちかづき
ふりがな文庫
“
昵近
(
ちかづき
)” の例文
お前の亭主はあの熊と
昵近
(
ちかづき
)
だというじゃあねえか。まあ、それはそれとして、お前は今の
魚商
(
さかなや
)
と何をこそこそ話していたんだ
半七捕物帳:12 猫騒動
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お庄のところへ来たてに磯野はそんな金で、軟かい着物を拵えたり、持物を買ったりして景気づいていたが、湯島
界隈
(
かいわい
)
の料理屋にもちょいちょい
昵近
(
ちかづき
)
の女があった。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
情婦
(
おんな
)
の母親が、菓子折や子供への
翫具
(
おもちゃ
)
などをもって、ある日浅井の留守に、奥さんにお
昵近
(
ちかづき
)
になりたいといって、挨拶に来たことが、一層お増の心を、深い疑惑の
淵
(
ふち
)
に沈めた。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ちょいちょい
納品
(
おさめもの
)
を持って行くうちに、
直
(
じき
)
に
昵近
(
ちかづき
)
になった被服廠の役員たちが、そう云って、てきぱきした彼女の
商
(
あきな
)
いぶりを
讃
(
ほ
)
めてくれた
辞
(
ことば
)
が、自分にそうした才能のある事をお島に考えさせた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
昵
漢検1級
部首:⽇
9画
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
“昵”で始まる語句
昵懇
昵
昵声
昵懇妓
昵懇客