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明神下
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みょうじんした
ふりがな文庫
“
明神下
(
みょうじんした
)” の例文
ガラッ八の八五郎、
明神下
(
みょうじんした
)
の平次の家へ、手で格子戸を開けて——これは
滅多
(
めった
)
にないことで、
大概
(
たいがい
)
は足で開けるのですが——ニヤリニヤリと入って来ました。
銭形平次捕物控:282 密室
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
漸
(
ようや
)
く高名となってからは下駄屋を
罷
(
や
)
めて
手習
(
てならい
)
師匠となり、晩年には飯田町の家は娘に婿を取って家主の株を継がせ、自分は
忰
(
せがれ
)
宗伯
(
そうはく
)
のために買った
明神下
(
みょうじんした
)
の家に移って同居したが
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
考も一直線に内幸町の方を向いていたが、電車が
明神下
(
みょうじんした
)
へ出る時分、何気なく今しがた電話口で須永から聞いた言葉を、頭の内で繰り返して見ると、覚えずはっと思うところが出て来た。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
明神下
(
みょうじんした
)
から
九段
(
くだん
)
を登って、四谷伊賀町へはかなりの道のりですが、初冬の
陽
(
ひ
)
ざしが穏やかで、急ぎ足になると少し汗ばんで来るのも悪い
心持
(
こころもち
)
ではありません。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“明神”で始まる語句
明神
明神様
明神山
明神池
明神礁
明神御宇日本
明神御宇日本倭根子