明夕みょうせき)” の例文
ひらいてみると、長いご陣中の無聊をおなぐさめ申したく、粗樽そそんをもうけてお待ちしているから明夕みょうせき城中までお越し給わりたい——という招待状であった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全体がことごとく志願者ですから、指名をすれば不平が出る、よろしい、主人役を除いてその余の同勢が悉く、明夕みょうせき押出そうということにきまって会が終りました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「じゃ、明夕みょうせきまでに、熟考して」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)