早稲田わさだ)” の例文
旧字:早稻田
早稲田わさだだからもうみのっているのだが、牡鹿おじかが妻喚ぶのをあわれに思って、それを驚かすに忍びないという歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
早稲田わさだには雨けぶるらし真木山のこの見おろしも蛙鳴きつつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
玄土くろつち真土まつちならねば水入れて深くぬめるなし早稲田わさだ根づかず
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
秋の田の早稲田わさだくろをゆくわらべふたり見えつつ彼方あなたしをる
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)