早抹あさまだき)” の例文
彼女が今でも一番恋しい景色は遠州御前崎の今切いまぎれの渡しのところと味方が原だという。彼女は早抹あさまだき、父親をはげまして自ら小船を漕いで塩浜へとゆく。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)