“旧禄”の読み方と例文
読み方割合
きゅうろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永井はこの十五日に参覲さんきんの供で、江戸へゆくことになったのだが、そのほかに、こんど永井家が旧禄きゅうろくを復活され、主計が中老職にあげられる筈で、江戸への供はその前触れを兼ねていたから
古今集巻之五 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
平松は藩の名門で、旧禄きゅうろくは九百石あまり、家格は老職に属していた。再興された家禄はその半分の四百五十石、家格は参座さんざといって老職に次ぎ、老職に空席ができればそこへ直る位置にあった。
その木戸を通って (新字新仮名) / 山本周五郎(著)