族長カボラル)” の例文
私の同僚がやはりこのへんの検査に来た。そこでやむを得ない行きがかりからその部落の族長カボラルを、(この溝鼠サロオ!)とどなったんだ。
六、虎か人か亡霊かた油紙か。族長カボラルの物語にたがわず、翌日の夜中ごろからこの不吉な小屋はおいおいとその本領を発揮することになった。
「やや、これは困った。ここへおいてゆかれたんでは進退きわまってしまう。進めば族長カボラル退けば山賊チュシナ、……タヌ君、一体どうしたものだろう」