“方限”の読み方と例文
読み方割合
ほうぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日は何か祭のある折で、市中は大分雑沓ざっとうしていた。二人は群集のなかを急いで帰る拍子に、ある横町を曲ろうとする角で、川向いの方限ほうぎりのなにがしというものに突き当った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その日は何か祭のある折で、市中しちうは大分雑沓してゐた。二人ふたりは群集のなかを急いで帰る拍子に、ある横町を曲らうとするかどで、川向ひの方限ほうぎりのなにがしといふものに突き当つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)