新禧しんき)” の例文
新禧しんき万祝、御歌いとをかしく、御出精のほど見えはべれ。加筆返上、其後御兄さまより御便りはありしや、いかゞ。あらば御聞せ下され。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
尊大人そんたいじん様、大孺人じゅじん様を初め御満堂よろしく御超歳ちょうさい大賀たてまつり候。獄中も一夜明け候えば春めき申し候。別紙二、書初かきぞめ、蕪詞、御笑正ねがい奉り候。まず新禧しんき拝賀のためかくの如くに御坐候。恐惶きょうこう謹言。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)