“新堀端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんほりばた50.0%
しんぼりばた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にわかにあわてた足どりで、三筋町すじまちから新堀端しんほりばたに沿い、蔵前くらまえの通りをまっすぐに出て、見付から横山町の抜け道にはいります。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天保三年より『江戸繁昌記』を刊刻し、六、七年に至って全部五編を出した。書中に浅草新堀端しんほりばたに住したと言ってある。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
提灯のしるしが何かも気がつかずに、一本道のつづく限り、その人々の中にまぎれて走ったが、やがて、下谷のつじ新堀端しんぼりばたまできた時に、ヒョイと道を交わそうとすると
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正弘の浅草新堀端しんぼりばた西福寺に葬られたのは、丁巳七月三日であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)