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斥
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しり
ふりがな文庫
“
斥
(
しり
)” の例文
宗教及び道徳は彼のシバルリイに欠くべからざる要素なりしに、我が平民のシバルリイは寧ろ当時の道徳組織を
斥
(
しり
)
ぞけ、宗教には
縁
(
ちなみ
)
薄きものにてありし。
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
昔し彼が政府の内意で或官職を
抛
(
なげう
)
った時、当路の人は山陰道筋のある地方の知事なら転任させても
好
(
よ
)
いという条件を付けた事があった。しかし彼は断然それを
斥
(
しり
)
ぞけた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その上津田のこの判断を確めるに足る事実が
後
(
あと
)
から
継
(
つ
)
いで起った。原はそれほど欲しそうな
紙幣
(
さつ
)
へ手を出さなかった。と云って断然小林の親切を
斥
(
しり
)
ぞける勇気も示さなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
斥
常用漢字
中学
部首:⽄
5画
“斥”を含む語句
斥候
擯斥
排斥
斥候隊
指斥
貶斥
弁斥
推斥
攘斥
教頭排斥
斥候櫓
斥候長
斥候頭
斥罵
此斥候
潮斥