斎用水ユカハ)” の例文
これは、海岸の斎用水ユカハに棚かけわたして、神服カムハタ織るたなばたつめ・オトたなばたつめの生活を、ややこまやかに物語っている。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
此は、海岸の斎用水ユカハに棚かけ亘して、神服カムハタ織るたなばたつめ・オトたなばたつめの生活を、やや細やかに物語つて居る。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ゆはもと、である。しかしこのままでは、語をなすに到らぬ。斎用水ユカハあるいはゆかはみづの形がだんだんちぢまって、ゆ一音で、斎用水を表すことができるようになった。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ゆは元、である。而し此まゝでは、語をなすに到らぬ。斎用水ユカハ或はゆかはみづの形が段々縮つて、ゆ一音で、斎用水を表す事が出来る様になつた。だから、ゆは最初、禊ぎの地域を示した。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)