文届ふみとど)” の例文
ええやしいとりかへつて正体なし、その夜座敷を断りてしゐたる小花のもとへ、つひになきこと目と鼻の間に住む兼吉が文届ふみとどきぬ、しかもその長々しさは一本の巻紙皆にせしかと思ふばかり
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)