“敷莚”の読み方と例文
読み方割合
しきむしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほとほとと飛びあるく飛蝗ばったの足音を聞きながら、これもまた帰るなり出居でい敷莚しきむしろに寝ころがってしまった。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
平野に雲の海があるとき、霞棚引けるとき、それ等を敷莚しきむしろにして、幽婉な寝姿が影となって望まれる。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)