数羽すうわ)” の例文
そのとき、今まで、泉の上の小丘をおおって静まっていたかやの穂波の一点が二つに割れてざわめいた。すると、割れ目は数羽すうわ雉子きじはやぶさとを飛び立たせつつ、次第に泉の方へ真直ぐに延びて来た。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)