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数奇
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さくき
ふりがな文庫
“
数奇
(
さくき
)” の例文
旧字:
數奇
如何なる
不浄
(
ふじょう
)
も
容
(
い
)
れざるなく、如何なる罪人も養わざるは無い。如何なる低能の人間も、爾の懐に生活を見出すことが出来る。如何なる
数奇
(
さくき
)
の将軍も、爾の懐に不平を葬ることが出来る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
彼が生路は
概
(
おほむ
)
ね平滑なりしに、
轗軻
(
かんか
)
数奇
(
さくき
)
なるは我身の上なりければなり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
我一身の大事は前に
横
(
よこたは
)
りて、
洵
(
まこと
)
に危急存亡の
秋
(
とき
)
なるに、この
行
(
おこなひ
)
ありしをあやしみ、又た
誹
(
そし
)
る人もあるべけれど、余がエリスを愛する情は、始めて相見し時よりあさくはあらぬに、いま我
数奇
(
さくき
)
を憐み
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“数奇”の意味
《名詞:すうき》
数奇(すうき)
不運なこと。
《名詞:すき》
数奇(すき)
趣味や嗜好を極めること。一般に茶の湯、能楽等を指す。
(出典:Wiktionary)
“数奇(
数寄者
)”の解説
数寄者(すきしゃ)は、芸道に執心な人物の俗称。「数奇者」(すきもの)と書く場合もある。
現代では、本業とは別に茶の湯に熱心な人物、特に名物級の茶道具を所有する人物として用いられる。
(出典:Wikipedia)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
“数奇”で始まる語句
数奇者
数奇屋河岸
数奇不可思議