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擬装
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ぎそう
ふりがな文庫
“
擬装
(
ぎそう
)” の例文
新クレムリン宮殿は、
突兀
(
とつこつ
)
たる氷山の如く
擬装
(
ぎそう
)
されてあった。中ではペチカがしきりに燃えていて、どの
室
(
へや
)
も、頭の痛くなるほど
饐
(
す
)
えくさかった。
地軸作戦:――金博士シリーズ・9――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
満山に湧く
蝉
(
せみ
)
の声も衰えた。薄明の中、私達は部隊に着いた。道から急角度にそそり立つ崖に、大きな
洞窟
(
どうくつ
)
を七つ八つも連ね、枯れた樹などで下手な
擬装
(
ぎそう
)
をしている。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
しかしお前も、こんどというこんどは
余程
(
よほど
)
懲
(
こ
)
りたと見え、屋上から、蜘蛛に見まがうような
擬装
(
ぎそう
)
のマイクと高声器をつり下げて、わしに話しかけるなんて、中々機械化してきたじゃないか、はははは
毒瓦斯発明官:――金博士シリーズ・5――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
重要書類を沢山の潜水艦に積んで、無人島にある秘密の根拠地に避難させたり、移動用の強力な無線電信局を
擬装
(
ぎそう
)
の
帆船
(
はんせん
)
に
据
(
す
)
えつけたりしてさ、一旦は本土を喪うとも、やがて又
勢
(
いきおい
)
をもりかえして
暗号音盤事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“擬装”の意味
《名詞》
相手の目を欺くため、周囲の形や色に似せること。
(出典:Wiktionary)
擬
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
装
常用漢字
小6
部首:⾐
12画
“擬装”で始まる語句
擬装爆弾