“ぎそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ギソウ
語句割合
艤装50.0%
偽装34.6%
擬装15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちゃちな艤装ぎそうのために、鉄材と扉の間にすきが出来、厚さ三四センチのうすい板の柱のように間につめこんであったのだ。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
偽装ぎそうのためではない。なぜか自然に、そういう気持になった。口笛の余韻よいんが、月にかすむように、空へ消えて行った。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
満山に湧くせみの声も衰えた。薄明の中、私達は部隊に着いた。道から急角度にそそり立つ崖に、大きな洞窟どうくつを七つ八つも連ね、枯れた樹などで下手な擬装ぎそうをしている。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)