提灯てふちん)” の例文
旧字:提燈
人通りの少ない小路こうぢを二三度折れたりまがつたりして行くうちに、突然辻占つぢうら屋に逢つた。大きな丸い提灯てふちんけて、腰からした真赤まつかにしてゐる。三四郎は辻占が買つて見たくなつた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)