掻抓かいつま)” の例文
崋山が発見したという逸話を掻抓かいつまんでいうならば、或る時、崋山が四谷辺を通って、ふと一古物商の奥を見ると、一幅いっぷくの図が展じてある。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
砂地がすっかり心を動かしてきたので、掻抓かいつまんで特長だけを話した。
奇術考案業 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)