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採物
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トリモノ
ふりがな文庫
“
採物
(
トリモノ
)” の例文
穴師
(
アナシ
)
神人の漂遊宣教は、播磨風土記によつて知られるが、同時に此詞章が、神楽歌
採物
(
トリモノ
)
「
蘰
(
カツラ
)
」のものである事を思ふと、様々な事を考へさせられる。
唱導文学:――序説として――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
歌は
本方
(
モトカタ
)
・
末方
(
スヱカタ
)
に分れて、所謂「掛け合ひ」の様式で謡ふのである。舞ひは、此
神態
(
カミワザ
)
の
長
(
ヲサ
)
と言ふ風に解せられてゐる
人長
(
ニンヂヤウ
)
がするので、其も主として、初めの「
採物
(
トリモノ
)
」に行はれる。
神楽記
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“採物”の解説
採物(とりもの)は、神事や神楽において巫女や神楽などが手に取り持つ道具。
『古今和歌集』の「大歌所御歌」には榊・葛・弓・杓(ひさご)の4種が記され、更に神楽歌の中にはこれに加えて幣(みてぐら)・杖・弓・剣・鉾の5種が加えられて計9種類とされている。一説には杓と葛は元は一物(「杓葛」)であったとする説もある。
折口信夫は手に持って振り回すことで神を鎮める「鎮魂」の意味があったという説を立てている。
(出典:Wikipedia)
採
常用漢字
小5
部首:⼿
11画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“採”で始まる語句
採
採集
採用
採上
採樵
採取
採光窓
採炭場
採取艇
採掘