“掌指”の読み方と例文
読み方割合
ゆび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膝にきたる骨太の掌指ゆびは枯れたる松枝まつがえごとき岩畳作りにありながら、一本ごとに其さへも戦〻わな/\顫へて一心に唯上人の一言を一期いちごの大事と待つ笑止さ。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
膝におきたる骨太の掌指ゆびは枯れたる松が枝ごとき岩畳作りにありながら、一本ごとにそれさえもわなわなふるえて一心にただ上人の一言を一期の大事と待つ笑止さ。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)