捲莨まきたばこ)” の例文
お銀は笹村が朝飯をすましてから、新聞や捲莨まきたばこなどを当てがっておいて、長いあいだのほこりの溜った書斎の方へほうきを入れた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「姉さんの家はどんなとこだえ。」と、弟はもう捲莨まきたばこなどをふかして、お庄に訊いた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)