“捧銃”の読み方と例文
読み方割合
ささげつつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、黙祷を終えて、陵を出ると、守衛の兵士が私の顔をマジマジと見ていたが、急に捧銃ささげつつをして敬意を表してくれた。
支那の思出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大尉が見ていると、舷門についていた番兵が、さっと捧銃ささげつつの敬礼をした。誰か下から上ってきたようである。
浮かぶ飛行島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして、家の前には、すずの兵隊さんが、みんな、捧銃ささげつつをしていました。花嫁と花婿は、ゆかにすわって、テーブルの足によりかかり、なにか物思いにふけっていました。