)” の例文
砂と云つても此地方のは徴細な粘土質の物で、城内の家屋は殆ど全部が屋根も壁も其砂をつて固めた一階の平房建築である。
出て来たのは、名もないものであり、奇体なり細工だった。殿堂の破風はふをささうべき堅固な円柱どころか、すたれた泥建築のように、和音は次から次へと崩壊していった。