振踠ふりもが)” の例文
勿体もったいない、勿体ない、と振踠ふりもがいてかない爺やを無理に肩に援けて、彼女は雪の石段をようやく上がって行った。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)