せばま)” の例文
旧字:
いろいろな商店や通行人や電燈や縁日商人などのなかを、一歩ずつ黒ずんだ姿を運んでくるのが、その町の家並がだんだん背後に遠くせばまってゆくのと一しょに写し出していた。
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)