“持宝院”の読み方と例文
読み方割合
じほういん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見送ってから官兵衛は、持宝院じほういんへ上がって行った。そして秀吉の昨夜の室をうかがうと、秀吉はふすまかつがず手枕で眠っていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
泥湖どろうみを泳ぎ渡って、寒げにみゆる。かゆなど喰べさせて、途中、また捕まらぬよう、持宝院じほういん下まで、送ってやれ」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の列はやがて石井山のふもとへ来ていた。龍王山りゅうおうざんから移って後、本陣はこの上の持宝院じほういんに置かれてあった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)