しつ)” の例文
いずれ折をみて勘気は解いてやる心でおるが、おれのまえでも尊氏をかばい、ああしつこい諫言をするようでは今日の役には立たぬ。なんといたせ、ちと変り者だ。
相当にしつこい性質である。だが、感情に激しているような語気ではない、極めて静かなのだ。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)