“折疊み眼鏡”の読み方と例文
読み方割合
ロルネット100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうしたわけだか急に出現に及んだ金縁の折疊み眼鏡ロルネットといい、眞新らしい下着といい、——まったく五分のすきもなかった。
胸のところに紐でぶら下げてあった鼈甲の折疊み眼鏡ロルネットを引き出して、それを眼に當てがうと、卓子のうえのシャンパンの壜をためつすがめつした。
例の折疊み眼鏡ロルネットは胸のポケットから拔け出して、紐にぶら下がったままだらりとゆかのあたりまで垂れていた。同じゆかのうえには帽子も轉がっていた。