折枝をりえ)” の例文
扨も嫁入ざたの多事おゝいこと今宵本宅の嫁の妹折枝をりえとて廿を一越た此間迄寄宿舍そだち、早くから姉夫婦に引取れて居たので、本家の娘として此處の孫としての嫁入、進まぬながら是も義理と
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
言はつて下すつた物の先樣でもお一人子御兩親の御不服ごふふくなのは、あたり前だわね、ちいつともうらむ事は無ねえ兼、よし折枝をりえさんがゆかぬにした所がどうでよそからおもらひ遊ばすのだ物
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)