打放ぶっぱな)” の例文
ことに竜之助が槍で突いた時の呼吸や、一刀の下に首を打放ぶっぱなした時の仕草しぐさなどを見て来たようにやって見せて
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
われ其処そこ退かねえか、そんな真似をしてると共に打放ぶっぱなすぞ」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「また折助のやつらだろう、誰に断わってそこからこっちを覗くんだ、やい、鉄砲を打放ぶっぱなしてくれるぞ」
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「吉原の廓内で鉄砲を打放ぶっぱなすというのは、おそらく前代未聞だろう」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)