打切ぶつき)” の例文
左の肩の骨が少しくだけたとかで、手が緩縦ぶらぶらになつてしまつたの、その外紫色のあざだの、蚯蚓腫めめずばれだの、打切ぶつきれたり、擦毀すりこはしたやうな負傷きずは、お前、体一面なのさ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ぬまぢや、けやれ』と打切ぶつきつたやうにひます。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)