“手甚”の読み方と例文
読み方割合
てひど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又それが遺恨の本になるといふことも、成程野暮な人の間に有り得るにしても、皆が一致して手甚てひどく将門を包囲攻撃するに至るのは、何だか逆なやうである。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あによめと二人で、米国の支店詰になって出張している兄の留守を預っていた、で、精神的にかなり手甚てひどい打撃を受けていた清三は、その静かな友の生活の蔭に慰を求めたのであった。
須磨寺附近 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)