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手爾遠波
ふりがな文庫
“手爾遠波”の読み方と例文
読み方
割合
てにをは
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てにをは
(逆引き)
花のごとく、玉のごとき
顔
(
かんばせ
)
に対して、初恋、
忍恋
(
しのぶこい
)
、
互思恋
(
たがいにおもうこい
)
などという、安からぬ席題を課すような場合に、どんな
手爾遠波
(
てにをは
)
の間違が出来ぬとも限らぬ。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
素襖
(
すあを
)
の
柿
(
かき
)
のへたながら、
大刀
(
たち
)
の切字や
手爾遠波
(
てにをは
)
を、正して点をかけ
烏帽子
(
ゑぼし
)
、悪く
謗
(
そし
)
らば片つはし、棒を
背負
(
しよ
)
つた挙句の果、此世の名残執筆の荒事、筆のそつ首引つこ抜き、
硯
(
すゞり
)
の海へはふり込むと
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
信仰のない私には、どうも聞き慣れぬ漢語や、新しい詩人の用いるような新しい
手爾遠波
(
てにをは
)
が
耳障
(
みみざわり
)
になってならない。それに私を苦めることが、秋水のかたり物に劣らぬのは、婆あさんの三味線である。
余興
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
手爾遠波(てにをは)の例文をもっと
(3作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
爾
漢検準1級
部首:⽘
14画
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
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