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ふりがな文庫
“
手漉
(
てす
)” の例文
例えば
手漉
(
てす
)
きの紙や、
手轆轤
(
てろくろ
)
の焼物などが、日本ほど今も盛に作り続けられている国は、他には
稀
(
まれ
)
ではないかと思われます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
丈夫な
手漉
(
てす
)
きの日本紙でこしらえた横封筒に入れられ、倍額の切手をはられた手紙は厚くて、封筒は父の筆蹟であった。
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
書院造りではあるが、調度類は極めて質素であり、
襖
(
ふすま
)
は無地の
手漉
(
てす
)
き紙だし、床ノ間には故政宗の消息を仕立てた軸を懸け、伝来の
甲冑
(
かっちゅう
)
が飾ってあるばかりだった。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
例えば
手漉
(
てす
)
きの紙や、
手轆轤
(
てろくろ
)
の焼物などが、日本ほど今も盛に作り続けられている国は、他には
稀
(
まれ
)
ではないかと思われます。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
描いてあるのが
紙本
(
しほん
)
の場合と
絹本
(
けんぽん
)
の場合とで、
薄美濃
(
うすみの
)
とか
雁皮
(
がんぴ
)
などの、じかに貼る肌裏や、中裏、増裏など、それぞれ表に合った性質の紙を使わなければならないし、もちろん
手漉
(
てす
)
きだから
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
漉
漢検準1級
部首:⽔
14画
“手漉”で始まる語句
手漉紙