所位ところぐらい)” の例文
実際妹は鼻の所位ところぐらいまで水に沈みながら声を出そうとするのですから、その度ごとに水をむと見えて真蒼まっさおな苦しそうな顔をして私をにらみつけるように見えます。
溺れかけた兄妹 (新字新仮名) / 有島武郎(著)