“成何”の読み方と例文
読み方割合
せいか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おう、あれにおるは、魏の龐徳、董起とうき成何せいかなどの諸将と見ゆるぞ。好い敵が一つ所におる。取り囲んでことごとく射殺してしまえ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
成何せいかもそこを飛び出した。そして馬へ乗って帰ろうとすると、彼方の兵営や陣小屋が、どうと一つの大浪にぶつけられた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかもなお龐徳ほうとくは、不死身のように、関羽の船を目がけて弦鳴つるなりするどく、矢を射ては、生き残りの部下を励まし、またかたわらの成何せいかへも叫んだ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)