懐胎やど)” の例文
旧字:懷胎
秀吉は、母の気遣きづかいが身にこたえている。また、幼少のひよわかった原因も知っている。ほとんど、喰べたり喰べなかったりの貧乏中に懐胎やどって、その育ちざかりも窮乏のどん底であった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)